歯を失う原因の1位は
歯周病
歯を磨くと歯肉から血が出る / 口臭が強くなった気がする
このような症状が気になり始めたら、歯周病かもしれません。歯周病はお口のなかの歯周病菌が出す毒素によって歯茎が炎症を起こす病気。進行すると歯茎が腫れて出血し、顎の骨が溶け、最終的には歯が抜け落ちてしまうことも……。
歯周病は痛みがほとんどないため進行してから気づく人がほとんどです。実は、日本人が歯を失う原因の第1位は歯周病。軽視せずに早めに治療することが大切です。
歯周病による全身への影響
歯周病菌が影響を及ぼすのは、お口のなかだけではありません。血管や気管から入り込んで、全身に悪影響を及ぼすおそれがあります。
動脈硬化
歯周病菌が血管に作用して血栓をつくり、動脈硬化を引き起こす原因になることがあります。
肺炎
歯周病菌が気管から肺に入り込んで、細菌性の肺炎を引き起こすことがあります。
未熟児・低体重児出産
歯周病菌の影響によって子宮の筋肉が出産時に近い動きをすることで、未熟児・低体重児出産の原因になることがあります。